Google AdWordsキーワードプランナーはGoogleが正式に公開している無料ツールで、これを使えば、キーワードの月間検索ボリュームや、他サイトとの競合性、関連して検索されているキーワードを簡単に調べることができます。
コンテンツ作成時のキーワード選定でかなり役に立ちますので、導入後はしっかり使い方を覚えておきましょう。
まだキーワードプランナーの導入がお済みでない方は、以下の記事を参考に導入してみてください。
参考記事:キーワードプランナーの導入方法
目次
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キーワード候補を取得する
まず、Google AdWordsキーワードプランナーの公式サイトに行き、右上の『ログイン』をクリックします。
以下のような画面が表示されます。
『フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索』をクリックし、メニューを開きましょう。
[宣伝する商品やサービス]にキーワードを入力します。
2語以上の複合キーワードで調べたい時は、半角or全角スペースで区切って入力しましょう。
改行するかカンマで区切ってキーワードを入力すれば、それぞれのキーワードに関連するキーワード候補を一気に調べることもできます。
キーワードを入力したら、[ターゲット設定]で『日本』と『日本語』を選択しましょう。
海外の人をターゲットにしたい場合は、その地域と言語を選択しましょう。
次に、『キーワードオプション』をクリックします。
『入力した語句を含む候補のみを表示』をオンにし、下の『保存』ボタンをクリックしましょう。
全ての設定が完了したら、『候補を取得』ボタンをクリックします。
以下のようなページが表示されます。
デフォルトではページ上部のタブが『広告グループ候補』になっているので、
隣の『キーワード候補』のタブをクリックしましょう。
あなたが入力したキーワードと、それに関係するキーワードがずらっと表示されます。
キーワード候補を比較する
キーワード候補が表示されたら、次はキーワード同士を比較しましょう。
主に比較する項目は以下の3つになります。
- 月間平均検索ボリューム
- 競合性
- 推奨入札単価
それでは、一つ一つ解説していきます。
月間平均検索ボリューム
そのキーワードが1ヶ月に何回くらい検索されているかを表しています。
今回の場合だと、「オンライン ゲーム」というキーワードは、1ヶ月で10万~100万回検索されているというのが分かります。

Google AdWordsの仕様変更により、検索ボリュームがざっくりとした数値でしか分からなくなりました。
競合性
そのキーワードに広告費を払って、検索上位表示をさせようとしているサイト運営者の競合性を「高・中・低」の3段階で表しています。
これは広告主側の競合性を表しており、コンテンツ制作者側の競合性ではありません。
先ほどの「オンライン ゲーム」というキーワードだと、競合性は「高」になっています。
この場合、広告費を払って「オンライン ゲーム」というキーワードで、自社サイトを検索上位表示させたいという企業が多いということが分かります。
競合性が「低」だと、広告費を払ってそのキーワードで自社サイトを検索上位表示させたいという企業が少ないということですね。
推奨入札単価
以下の赤枠で囲まれているサイトが、Googleに広告費を支払って検索1ページ目に表示されているサイトです。
推奨入札単価とは、実際にこの画面でユーザーがサイトをクリックし、そのサイトを訪問した時の1クリック当たりの料金(クリック単価)のことです。
推奨入札単価が高ければ、それだけクリック単価にお金をかけても元が取れる(利益に繋がりやすい)キーワードであるということが分かりますね。
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キーワードプランナーの便利な使い方
キーワードプランナーを使ってキーワード選定をする際に、覚えておくと便利な機能があるので紹介しておきます。
キーワード候補を並べ替える
候補を取得した後、表の項目をクリックするとその項目の値を綺麗に並べ替えることができます。
この画面で例えると、『月間平均検索ボリューム』の項目をクリックしたので、月間平均検索ボリュームの値が高い順に並べ替えられました。
キーワード候補は、以下の項目をクリックして並べ替えることができます。
- キーワード(関連性の高い順)
- 月間平均検索ボリューム
- 競合性
- 推奨入札単価
- 広告インプレッション シェア
条件を付けてキーワード候補を調べる
「月間平均検索ボリュームが10万以上」「競合性が低いものだけ」など、さまざまな条件を付けてキーワードを調べることも可能です。
始めの画面に戻り、『キーワードフィルタ』をクリックしましょう。
このようなウィンドウが表示されます。
条件を付けたい項目に数値を入力し、『保存』ボタンをクリックすれば設定が反映されます。
除外キーワードを設定する
キーワード候補に出てきてほしくないキーワードを設定することができます。
キーワードプランナー左メニューから『除外キーワード』をクリックしましょう。
除外キーワードを入力するウィンドウが開きますので、関連キーワードに出てきてほしくないキーワードを入力しましょう。
改行すれば、複数の除外キーワードを設定することも可能です。

除外キーワードを入力後、『保存』ボタンをクリックすれば設定が反映されます。
キーワード候補をダウンロードしてExcelで見る
取得したキーワード候補をExcelで見ることも可能です。
ページ右あたりの『ダウンロード』をクリックしましょう。
このようなウィンドウが開くので、『Excel 用 CSV』にチェックを入れ、『ダウンロード』ボタンをクリックします。
『ファイルを保存』ボタンをクリックします。
ダウンロードしたファイルを開くと、以下のような内容になっています。
このファイルで主に確認すべき項目は以下の通りです。
- Ad group
広告グループのことです。
「Seed Keywords」があなたが入力したキーワードで、「Keyword Ideas」はキーワード候補を表しています。 - Keyword
取得したキーワード候補です。 - Currency
広告費に使える通貨です。
画像の場合、「JPY」となっているので日本円が使えるということになります。 - Avg. Monthly Searches (exact match only)
月間平均検索ボリュームです。 - Competition
キーワードの競合性です。
値が「1」に近づくほど競合性が高くなり、「0」に近づくほど競合性が低くなります。 - Suggested bid
推奨入札単価です。
まとめ
今回は、WEB集客に必要不可欠なツール「Google AdWordsキーワードプランナー」の基本的な使い方を解説しました。
キーワードプランナーをしっかり活用することができれば、あなたのサイトを検索上位表示させるのも難しくなくなります。
Google検索を意識したコンテンツ作りをするためにも、基本的な使い方をきちんとマスターしておきましょう。